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記事題目

「鮮語布敎」

作者

雑誌名

『敎海一瀾』

号数等

677

年月日

1922年11月28日

本文

客月十五日午前九時半より釜山別院に於て第五回鮮語講演會を開筵せり、先づ道敎布敎使は朴通訳を介して巌講師の演題を紹介し、夫より簡單に宗敎的修行の必要を説き、次で巌講師には独特の鮮語を以て「南無と阿弥陀佛の合釈」と題し最も熱烈二百數十名の鮮人男女に対し、善後二席に約一時間半に亙る講演あり多大の印象を與へられたり茲に喜ぶべきは本鮮人布敎開始後氏が熱烈の敎導に依り佛敎求道者漸次增加し大に興味を以て聴講するに至り爲めに婦人信徒の中には一の講を組織し法味愛樂の基礎を定めんと云ひ居る者もありて、此の鮮語布敎は釜山敎界に異彩を放ちて一般に興味を以て迎へられ前途は頗る有望の觀を呈せり。

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