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記事題目

「韓國僧の浄土宗研學會」

作者

雑誌名

『浄土敎報』

号数等

686

年月日

1906年3月12日

本文

韓國僧の人外視せられ居る久しく、京城に入るの禁を解かれたるもの近來の事に属する程なるが、本宗開敎院にては是等の韓僧の發啓せん目的にて内々内部に敎育の訓令を發せしめむ運動を開始したるもの何分因襲の久しき、内部も其處迄は手を出し兼ぬる處より、表面上請願せよとの事に、を以て左の意味の請願書を提出したり。
本僧等は浄土宗に參會して年を經たり開敎使は特に京郷僧侶の爲に研究會を創設して學校を設始し新學問の敎育方針を計り將に研究せしめられむとす、右許可相成度茲に伏て請願候也
 光武十年二月八日
然るに十日を經て左の許可に接せり
免所願。云研究學問開發敎育務圖慈悲修善如此藉敎生弊則随其現發當有相當處理事
 光武十年二月十九日                       (内部之印)
右の如く内部大臣より許可を得たれば今後日語竝に浄土宗義の敎授を開始する筈なり。

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