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記事題目

「海外人事刷新斷行 人材養成機關も設置 大派海外開敎會議」

作者

雑誌名

『中外日報』

号数等

年月日

1939年1月22日

本文

一部既報、大谷派の第一回開敎監督會議第一日は光暢法主の重大訓諭、安田宗務宗長の訓示ありたる後表小書院で二大協議事項対する討究に入つたが、協議は先づ第二項海外開敎の聯絡統制拡充發展の方面から始められることになつたが其の重点は人事刷新、人材育成の二点にあり、従來往々にして台湾、滿洲、朝鮮の各開敎地に於ては人事の澁滞が伝へられて居るので當局でもこれの根本的刷新の意志を明示し各開敎監督も之れに対する用意ありと感ずる所があり今後は本山當局と監督部が充分協議した上人事刷新に着手することになつた、人事の刷新によつて開敎の向上は當然期待し得るが、之れに対応し得る人物不足の問題に対しては今後有能なる開敎使員養成の○○が叫ばれ、第一身體、第二○志、第參○○を具備せる所謂信念ある人物を養成することが具體化され之を現地に送つて其の實情を○得せしめ開敎に従事せしむることになつた。
鮮・台・布開敎地に相續講 次に報恩講冥加金制度の適用及び開敎地相續講實施に關してはいよいよ明年度より開敎地全般に報恩講冥加金を布き本廟意識を開敎地に植ゑつけることになつたが、更に開敎地相續講もこの見地から實施するのが先づ第一期として朝鮮、台湾、布哇から實施することになり他は情勢の調整されるのを俟ち徐々に滿支方面にも及ぶことになつて居る。

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