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記事題目

「朝鮮独立運動發源地に佛敎の興隆」

作者

雑誌名

『中外日報』

号数等

年月日

1923年8月22日

本文

最近朝鮮布敎より歸られた大谷派侍董○主事加藤智學氏の談に依れば、
朝鮮佛敎は誠に微々たるもので大體は天道敎を奉じてゐる、基敎が盛んに社會事業を起し敎化事業には好成績を擧げて居る、大谷派は随分古くから開敎を始めて居るが何等見るべきものがない、京城に於ける大谷派の向上會館は中等職業敎育を施してゐるのはや○注目すべきであらう。自分は平壌に於ける篤志家川平元次氏の懇招に依り昨年と今年の二度朝鮮の全土に亘り講演旅行をした訳だが系龍山は朝鮮独立萬歳運動の發源地で其の後土人の中で豫言する者があつて李王朝は今後四ヶ年の後に再び興起して我々の王朝として頂くことが出來る、依つて我々は系龍山の麓に移住すべしといふたのを信じて其の後五百人の者が先づ移住して居つたがそれらは大概に於て大道敎信奉者である、其の中に一人の佛敎信者殊に真宗敎を悦ぶ者があつて真宗協會なるものを組織し會員參千八百名に及び、其の後隆盛となつて今では病院學校寺院迄も建立するに至つた位だ、

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