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記事題目

「日宗朝鮮開敎司監に 黒田恵海氏を任命 依然護國寺住職を兼ね その分離は到底不可能」

作者

雑誌名

『中外日報』

号数等

年月日

1936年10月10日

本文

日蓮宗朝鮮開敎司監兼京城府旭町護國寺住職たりし寺澤日晃氏は既報の如く過般同寺多年の癌たる寺○紛擾の再發との共に、檀家の反發に逢ひ遂にこれが収拾成らずして辞表を提出、よつて宗務では○○○以來その後任問題竝に同寺癌たる紛擾の永久的解決策について鋭意調査考究を進めて來たが、今回その後任には朝鮮仁川府寺町妙覺寺住職黒田恵海氏を起用することになり去八日付を以て正式任命する處あつた、而して考究され來つた開敎司監と護國寺住職との分離問題は現下の諸事情においてはなほ到底實現不可能との觀察のもとに依然両者を兼任せしめるに決し、また辞任せる寺澤氏の今後の椅子は未だ決定に至らぬ模様である。

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