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記事題目

「半島に於る“土幕民”の 集團的移住整理を終る 私立學校令の大谷學校を建設 大谷派朝鮮開敎の畫期的事業」

作者

雑誌名

『中外日報』

号数等

年月日

1937年8月20日

本文

朝鮮同胞中“土幕民”といふのは地方に於ける“火田民”と共に半島に於ける無宿的勞働者の集團で朝鮮總督府に於ても之れが対策と文化的向上に腐心しつつあつたが大谷派の朝鮮開敎監督部に於ても前監督栗田恵成氏以來これが集團的移住整理と敎化に着眼、佛敎徒の立場から當局と協力、工作に努めつつあつたが上野現開敎監督の努力空しからずここに移住整理を終へ救護隣保事業を經営中のところ事業の進展に伴ひ敎育機關の緊急性を認め私立學校令に依る私立大谷學校を建設、土幕民の児童を収容、其身體○育に留意して徳育を施し國語を修得せしむることになつた。設立場所は京畿道高陽郡恩平面弘済外里山で定員は四百二十名六學級で其經費は東本願寺竝びに朝鮮開敎監督部其他の補助によるものである、因みに開校式は明二十一日擧行され、本山からは關根宗務總長、津田敎學部長が祝辞を送るはず。

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